思い込みの手放し方
先日、とあるオンライン勉強会でのこと。
私のことを10年以上ご存じの方が
出席者に向けて私のことを紹介しました。
まさか紹介されるなど思ってもみず、
私は驚きました。
その方は、私の過去から現在まではごくごく
断片的にご存じであろう方で、
紹介の内容は事実とは言えず、
私はなんとも言えない違和感がありました。
しばらく経ってその方に、
事実とは違う点を説明する機会がありました。
その方は
「思い込みがありました。失礼しました。」
とおっしゃいました。
今回、改めて学んだことは2つ。
1.自己紹介に勝るものはない
2.「思い込み」を手放すことを意識する
自己開示である自己紹介は
言いたいこと、言いたくないことの選択権は
話し手が持つことができます。
他人がその人の紹介をする場合は、
その選択権を奪っていないか、事実を
伝えているのか、そこに他人の思い込みや
評価が入っていないかなど、
意識することが大切ではないでしょうか。
では、そもそも「思い込み」とは何でしょう?
「思い込み」とは、
私たちが過去の情報から即時に
判断、批判している状態です。
「思い込み」があると、
過去にすぐアクセスして決めつけるため、
目の前で話している相手を
素直にオープンに受け止めることはできません。
結果、コミュニケーションの溝を
広げていきます。
私達が知らず知らずに持ってしまいがちな
「思い込み」ですが、手放すためのポイントを
3つご紹介します。
1,知らないことへ意識を向ける
自分が思い込んでいることを意識して、
知っていること(過去)の他には
知らないことが沢山あるのだ、と意識する
2.想像する
相手がどんな人生を送ってきたのだろう、
どんな気持ちでいるのだろう、と想像する
3.自分と向き合う
○○かもしれないな、と謙虚に柔軟に
受け止めつつ、自分の内側と向き合って観察し、
自分の考え方、感情を観察する
「思い込み」の反対にあるのは「純粋な好奇心」
(ゲシュタルト療法の関係対話アプローチより)