鬼滅の刃から思うリーダーとフォロワー 2022.03.16 漫画やアニメにさほど興味はなかったのですが、昨年コーチの友人があまりに熱く鬼滅の刃の話をするので、一周半遅れ?で動画を観ました。最初から全部を観たのではないので、かなり理解不足はあるかと思うものの多くの方がネットに書いておられるように、とても惹かれて、遊郭編が終わって寂しすら感じています。それぞれに背負った物が主人公たちも鬼もあり、みんな過酷な人生をどうにか生きて単に正義と悪という構図ではないところに惹かれます。また、主人公たちが成長していく様がとても感慨深いです。人の成長というのはそれだけで希望を感じさせてくれます。そして今の時代を表していると私が勝手に感じたのが、鬼滅の刃に見たリーダーやフォロワー、チームワークです。鬼殺隊というある種軍隊であっても柱や炭治郎達全員が同じ制服を着るのではなく、考えず、また自己と向き合うことなしに、ただ単に指示待ちで、上から言われたことをただ遂行する、というフォロワー像でもなければ、トップが組織上の権威や既得権で命令を一方的に下し、ただ従わせ己のパワーと強さに胡坐をかくというのでもない。柱や炭治郎くん達はそれぞれ個性的で、価値観も様々、着ているものも全員違って、強み弱みも背負っているものも違い、でも目指すヴィジョンは共有化して自分の役割を全うするためにベストを尽くそうとする。リーダーである「お館さま」は病弱、お金持ち感はあるが、人並みの幸せを穏やかに味わえるとは思えず、個性的かつ荒くれ者の部下を力や大声で従わせるのでもない。彼の人間力というか、心に染み入るような佇まい、在り様でまとめ上げている感じがします。トップ以下メンバーは学び合い、互いをリスペクトしてリーダーもフォロワーも21世紀の在り様だな、良いチームだな、と感じます。「お館さま」を企業のCEOだとすると、執行役員の「柱」の面々はまさに「柱、pillar」として鬼殺隊という館を一本一本が支え、炭治郎達次世代の人材育成に腐心するサーバントリーダーシップを発揮しているように私には見えました。色々考えさせられるアニメです。ここまでヒットし、多くの方が観ては励まされパワーをもらっていたというのも頷けると、今頃思っています。 Tweet Share ICF Converge2021 今、なぜ改めてサーバントリーダーシップなのか